稲垣えみ子さん「魂の退社」~会社を辞めるということ~⦅読書感想⦆
生まれて初めてのブログで読書の感想を書く
初めてのことができてわくわくだ。
▲プロブロガー立花さんを真似して付箋をつけた
会社を辞めたくなった理由
稲垣さんは、自ら会社を辞めた。その最初の心の動きは38歳のときだった。
会社にいる自分、中間管理職になってみて未来をみたとき、
そこには明るいキラキラした絵はなく、暗かったのだ。
給料の値段に満足できない、物欲で渇望する、頑張っても報われない
そんな死のスパイラルのである「降りられない列車」に乗っていることに気づいたのだ。
手放す
稲垣さんは色々なものを手放し、節約ライフを実践している。
そして最後は一番太いパイプである会社を手放したのだ。
会社員時代は色々な経管チューブにつながれた病院患者の様だと表現し、
辞めた今はベッドから起きて自分の足で歩きだしたと書いた。
自分の肩書は自分で決める
会社員でいること、評価やお金に左右されることを辞めた稲垣さんは希望に満ち溢れ毎日が人々との明るい繋がりの中で生きておられる。
会社を辞めなければできなかったことだ。
あれがないと不安、あれがないと生きていけない、と渇望していたあのころ、
買い物カゴにものをいっぱい
・・・一体何を買っていたんだろう・・・
私にも訪れた転機
38歳で転機。私との共通事項だ。
だから特に共感した。中間管理職でだんだん選別される自分。そんなつもりはないが会社からの評価を気にしている。
そんなの手放して自分のしたいことをしたい。
自分の肩書を自分で発信できるようになりたい。
○○会社の者です。は会社員でなくなったときにゼロになるのだ。
それではもう遅い。
ただ日本は会社社会だ。日本で生活するには会社員でいる方が何かとトクなのだ。
しかしこれは言える。
なんのために働くのか、働くということはどういうことなのか
は考えられる実にパワフルな書籍だ。
これを読んで会社を辞める人が増えているらしい。わからなくない。
40歳定年など話題にのぼる時代。寿命が延びる今、60で中途半端にゼロベースになっては苦しいのだ。
つぶしがきかないのだ。
自分ブランドの確立。会社にいたとしても。
そう感じた。